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雑記
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○『信濃』特集号
今年はもう無我夢中でした。とても、HPの更新に使うエネルギーはなく…。ただまあ、何か原稿を公表していれば、生きているというご報告です。いずれにせよ、何とか、年度末に更新をしたいと思います。
本年も、実り多い年でした。何よりも平山さんによる「長篠合戦」本2冊の圧倒的売れ行きは、歴史に対する読者の潜在的な関心をうかがわせ、その意味でも有り難い話でした。また昨年行った武田氏研究会シンポジウムの成果論集として、『戦国大名武田氏と地域社会』を刊行できたのも、コーディネーターとしてほっとしています。私個人も、『戦国遺文武田氏編』補遺の第2段を出すことができました。このあたりのまとめは、年を越してからと言うことで。 さて、『信濃』66巻12号が刊行されました。「中近世移行期の信濃と隣国」という特集号となっています。
ただ、このところ、真田ばかりやっていたせいか、松井田城(碓氷郡)を間違えて「吾妻郡」と書いてしまいました。大ポカもいいところです。 例年、不幸がなければ欠かさず年賀状を出しているのですが、今年は来年刊行される『武田家臣団人名辞典』(東京堂出版)の校正で疲れ果てまして、大変失礼とは存じますが、一部の返礼を除き、省略させていただきます。私の担当分は、最終的に3段組で298頁。明らかに書きすぎですね…。 新年も、皆様にとって良いお年となるよう、祈っております。 (2014-12-31)
○『真田氏一門と家臣』刊行です!
ようやく校正の嵐が過ぎ去りました。拙編・論集戦国大名と国衆14『真田氏一門と家臣』(岩田書院)の刊行です。
なお、総論で取り上げた一門・家臣は以下の通り。真田信繁/加津野昌春(真田信尹)/矢沢綱頼/矢沢頼幸/小山田茂誠/小山田十郎兵衛/河原綱家/出浦昌相/大熊五郎左衛門尉/池田長門守/丸山綱成/木村土佐守/木村渡右衛門尉/高槻備中守/原半兵衛/北能登守/日置五右衛門尉。以上です。 またタイトルからは分かりづらいのですが、検地に関する研究も3本収めています。これは検地研究とは知行地研究であり、家臣団研究につながるという意識からです。本当はもう少し収めたかったのですが、紙幅の都合上、これが限界でした。ただ、総論で貫高制と石高制について簡単に総括をしています。先行研究も、これですべて追えるはずです。 今回も引き続き、コピーフリーとしています。奥付に「コピーフリーマーク」がありますので、図書館でコピーされる方はこちらをご提示下さい。 (2014-04-30)
○『信濃真田氏』刊行です!
ずいぶんと久しぶりの更新になってしまいました。それもこれも、下記書籍の校正に追われていたからです。
拙編・論集戦国大名と国衆13『信濃真田氏』(岩田書院)が刊行されました。
真田氏は近世大名になりますから、信之期の初期まで多少踏み込んだ内容になりました。これ一冊で、戦国・織豊期の真田の研究は概観できるはずです。 また、今回から本シリーズはコピーフリーとなりました。奥付に「コピーフリーマーク」がありますので、図書館でコピーされる方はこちらをご提示下さい。というか、自分で買えない方は、図書館に買ってもらって下さい(笑)。 現在、続編の『真田氏一門と家臣』の念校校正中です。こちらも、かなり重厚な内容に仕上がっています。ご期待下さい。 (2014-04-06)
○高野山調査・冬の陣(3)
久しぶりの更新になってしまいました。
前年3度目の高野山調査。奥の院の続きです。 本多忠勝。夫人とともにただずんでいます。 榊原康政。 石田三成。天正十八年と刻まれており、生前に立てたものです。法名は、「宗応」とあります。 あともう一回で終わりにする予定なのですが、なかなか上手く時間がとれないというか、気力がでません。もう少しお付き合いください。 (2014-02-22)
○高野山調査・冬の陣(2)
あっという間に冬休みは終わり。明日から平常運転です。
前年3度目の高野山調査。奥の院の続きです。 佐竹義宣の供養塔です。佐竹義重霊屋の前にあります。というか普通は最初にこっちをみます。 伊達政宗。前に鳥居を置いている形に注目して下さい。結構な大きさです。 急いでいて、具体的にどれが誰の墓かチェックしなかったのですが、浅野家の墓所です。伊達家と同じような形をしている点に注意。伊達と浅野は不仲で有名ですね。 広島藩初代藩主浅野長晟夫人の墓です。これもなかなか立派。それもそのはずで、この女性は徳川家康の娘(振姫)なんですね。おろそかにはできないというわけです。 結城秀康のの霊屋。慶長12年(1607)に嫡子である松平忠直が建立したもの。隣には、結城秀康が生母のために建立した霊屋があります。こちらは、慶長9年(1604)建立です。建立年がわかるのはありがたいです。 とりあえずは、これでまた一息ということで。 (2014-01-06)
○『週刊朝日百科』27刊行
あけましておめでとうございます。本年もよろしく御願いいたします。
『週刊朝日百科』27 新発見! 日本の歴史 戦国時代2が刊行されました。私も、「印判状」という見開き2頁のコラムを執筆しています。 コラム執筆に際しては、どの印判を掲載するかで非常に悩みました。結局、文書全体を掲載する写真には、袖に武田家「船」朱印が押捺された北条家虎朱印状(「禄寿応穏」)、個別の印判には、武田家龍朱印、「晴信」朱印、上杉家「立願勝軍地蔵摩利支天飯綱明神」朱印、今川家「歸」朱印を採用。なかなか映える誌面になったと思います。 また時間がしばらく経ってしまいましたが、拙メチエ『戦国大名の「外交」』のキンドル版が発売されています。 あわせて、御覧いただければ幸いです。 (2014-01-02)
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