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雑記

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○『信濃』特集号
 今年はもう無我夢中でした。とても、HPの更新に使うエネルギーはなく…。ただまあ、何か原稿を公表していれば、生きているというご報告です。いずれにせよ、何とか、年度末に更新をしたいと思います。

 本年も、実り多い年でした。何よりも平山さんによる「長篠合戦」本2冊の圧倒的売れ行きは、歴史に対する読者の潜在的な関心をうかがわせ、その意味でも有り難い話でした。また昨年行った武田氏研究会シンポジウムの成果論集として、『戦国大名武田氏と地域社会』を刊行できたのも、コーディネーターとしてほっとしています。私個人も、『戦国遺文武田氏編』補遺の第2段を出すことができました。このあたりのまとめは、年を越してからと言うことで。

 さて、『信濃』66巻12号が刊行されました。「中近世移行期の信濃と隣国」という特集号となっています。

竹井英文「越中国切」をめぐる政治過程―信濃情勢との関わりから―
丸島和洋戦国大名武田氏の佐久郡支配―内山城代小山田虎満・昌成を中心に―
片桐昭彦戦国期武家領主の書札礼と権力―判物・奉書の書止文言を中心に―
簗瀬大輔松井田衆と碓氷峠の地域社会
村石正行書誌紹介 片山正行著『信濃の井上氏について』

 拙稿は、今年『地方史研究』369号に発表した「戦国大名武田氏の西上野支配と箕輪城代―内藤昌月宛「在城定書」の検討を中心に―」とセットになる論考で、「郡司」論の完結編?にあたります。これで、ようやくひとまとまりができあました。
 ただ、このところ、真田ばかりやっていたせいか、松井田城(碓氷郡)を間違えて「吾妻郡」と書いてしまいました。大ポカもいいところです。

 例年、不幸がなければ欠かさず年賀状を出しているのですが、今年は来年刊行される『武田家臣団人名辞典』(東京堂出版)の校正で疲れ果てまして、大変失礼とは存じますが、一部の返礼を除き、省略させていただきます。私の担当分は、最終的に3段組で298頁。明らかに書きすぎですね…。

 新年も、皆様にとって良いお年となるよう、祈っております。
(2014-12-31)
○『真田氏一門と家臣』刊行です!
 ようやく校正の嵐が過ぎ去りました。拙編・論集戦国大名と国衆14『真田氏一門と家臣』(岩田書院)の刊行です。

丸島和洋はしがき1
丸島和洋総論 真田氏家臣団の基礎研究7
原田和彦真田幸村とは65
竜野敬一郎矢沢綱頼の出自と足跡69
北村保矢澤家文書について81
利根川淳子戦国時代における矢沢氏の一考察107
丸島和洋柏木文書中の小山田十郎兵衛宛文書について
―未翻刻の真田昌幸発給文書―
127
寺島隆史上田城下町の商家となった武田家臣「海野衆」神尾氏143
山中さゆり真田宝物館所蔵恩田文書について
―戦国期真田家臣の一形態―
161
山口武夫沼田真田藩の郷士制度の成立及その変質過程191
赤見初夫沼田真田藩への仕官と帰農
―赤見・師岡・矢野一族の場合―
209
寺島隆史真田氏松代移封と知行給人
―「四十八騎浪人」事件を中心に―
225
小林計一郎鈴木右近忠重小伝247
黒坂周平小県郡下の古検地帳
―近世初頭の塩田地方―
261
河内八郎真田氏の領国形成過程
―昌幸時代を中心として―
279
桜井松夫真田氏給人知行地検地帳 解説317

 今度もまた、分厚い本になってしまいました。本文で380頁です。これで定価は4,800円。前回と同じです。やはり前回同様、信之期の初期まで踏み込んだ内容になりました。これ一冊で、戦国・織豊期の真田家臣団研究は概観できるはずです。

 なお、総論で取り上げた一門・家臣は以下の通り。真田信繁/加津野昌春(真田信尹)/矢沢綱頼/矢沢頼幸/小山田茂誠/小山田十郎兵衛/河原綱家/出浦昌相/大熊五郎左衛門尉/池田長門守/丸山綱成/木村土佐守/木村渡右衛門尉/高槻備中守/原半兵衛/北能登守/日置五右衛門尉。以上です。

 またタイトルからは分かりづらいのですが、検地に関する研究も3本収めています。これは検地研究とは知行地研究であり、家臣団研究につながるという意識からです。本当はもう少し収めたかったのですが、紙幅の都合上、これが限界でした。ただ、総論で貫高制と石高制について簡単に総括をしています。先行研究も、これですべて追えるはずです。

 今回も引き続き、コピーフリーとしています。奥付に「コピーフリーマーク」がありますので、図書館でコピーされる方はこちらをご提示下さい。

(2014-04-30)
○『信濃真田氏』刊行です!
 ずいぶんと久しぶりの更新になってしまいました。それもこれも、下記書籍の校正に追われていたからです。

 拙編・論集戦国大名と国衆13『信濃真田氏』(岩田書院)が刊行されました。

丸島和洋はしがき1
丸島和洋総論 信濃真田氏の系譜と政治的動向7
飯島忠夫真田氏祖先について71
小林計一郎真田一族覚書83
唐澤定市真田氏の吾妻郡攻略をめぐって89
堀内亨真田氏の領国形成過程
―武田氏の信濃・上野侵攻のなかで―
111
栗原修上野国沼田領における武田氏と真田氏143
中澤克昭真田氏の本拠を訪ねて147
原田和彦新出史料紹介 真田昌幸書状181
馬場廣幸国文学研究資料館所蔵武田勝頼書状について183
柴辻俊六織田政権と真田昌幸189
山岡信一真田氏領における支配構造
―天正十年前後を中心として―
195
唐澤定市戦国大名真田氏の領国形成215
栗岩英治真田史料随収随録(一) 中挿玻璃版文書小解に就て227
寺島隆史上田築城の開始をめぐる真田・徳川・上杉の動静
―上杉・小笠原の麻績合戦の再考もあわせて―
239
寺島隆史第一次上田合戦前後における真田昌幸の動静の再考273
寺島隆史第一次上田合戦の再考
―戦い後の対陣の経過を中心に―
305
藤澤好古真田氏と南信317
山口武夫戦国末期より徳川初期に至る真田氏の伝馬制と交通史の一端321
尾崎行也真田氏の分立と家臣および領民333
米山一政上田時代における真田氏の政策の一段片351

 戦前から近年まで、真田関係の論文をこれでもかと入れた結果、分厚い本になってしまいました。本文でなんと395頁です。これで定価は4,800円。一見すると高そうにみえますが、めいいっぱい安くした価格設定です。また、内容はそれを補ってあまりあるものに仕上げたつもりです。
 真田氏は近世大名になりますから、信之期の初期まで多少踏み込んだ内容になりました。これ一冊で、戦国・織豊期の真田の研究は概観できるはずです。

 また、今回から本シリーズはコピーフリーとなりました。奥付に「コピーフリーマーク」がありますので、図書館でコピーされる方はこちらをご提示下さい。というか、自分で買えない方は、図書館に買ってもらって下さい(笑)。

 現在、続編の『真田氏一門と家臣』の念校校正中です。こちらも、かなり重厚な内容に仕上がっています。ご期待下さい。

(2014-04-06)
○高野山調査・冬の陣(3)
 久しぶりの更新になってしまいました。

 前年3度目の高野山調査。奥の院の続きです。

 本多忠勝墓
 本多忠勝。夫人とともにただずんでいます。

 本多忠勝墓
 榊原康政。

 石田三成墓
 石田三成。天正十八年と刻まれており、生前に立てたものです。法名は、「宗応」とあります。

 あともう一回で終わりにする予定なのですが、なかなか上手く時間がとれないというか、気力がでません。もう少しお付き合いください。

(2014-02-22)
○高野山調査・冬の陣(2)
 あっという間に冬休みは終わり。明日から平常運転です。

 前年3度目の高野山調査。奥の院の続きです。

 佐竹義宣墓
 佐竹義宣の供養塔です。佐竹義重霊屋の前にあります。というか普通は最初にこっちをみます。

 伊達政宗墓
 伊達政宗。前に鳥居を置いている形に注目して下さい。結構な大きさです。

 浅野家墓所
 急いでいて、具体的にどれが誰の墓かチェックしなかったのですが、浅野家の墓所です。伊達家と同じような形をしている点に注意。伊達と浅野は不仲で有名ですね。

 浅野長晟夫人墓
 広島藩初代藩主浅野長晟夫人の墓です。これもなかなか立派。それもそのはずで、この女性は徳川家康の娘(振姫)なんですね。おろそかにはできないというわけです。

 諏方頼忠墓
 結城秀康のの霊屋。慶長12年(1607)に嫡子である松平忠直が建立したもの。隣には、結城秀康が生母のために建立した霊屋があります。こちらは、慶長9年(1604)建立です。建立年がわかるのはありがたいです。

 とりあえずは、これでまた一息ということで。
(2014-01-06)
○『週刊朝日百科』27刊行
 あけましておめでとうございます。本年もよろしく御願いいたします。

 『週刊朝日百科』27 新発見! 日本の歴史 戦国時代2が刊行されました。私も、「印判状」という見開き2頁のコラムを執筆しています。

 コラム執筆に際しては、どの印判を掲載するかで非常に悩みました。結局、文書全体を掲載する写真には、袖に武田家「船」朱印が押捺された北条家虎朱印状(「禄寿応穏」)、個別の印判には、武田家龍朱印、「晴信」朱印、上杉家「立願勝軍地蔵摩利支天飯綱明神」朱印、今川家「歸」朱印を採用。なかなか映える誌面になったと思います。

 また時間がしばらく経ってしまいましたが、拙メチエ『戦国大名の「外交」』のキンドル版が発売されています。

 あわせて、御覧いただければ幸いです。
(2014-01-02)